Publications

Publications

CCSとその他低炭素技術のコストについて—2011年課題の概要 NO.2

19th July 2012

Topic(s): Renewables, Economics, Carbon capture, use and storage (CCUS)

気候変動のリスク管理には、様々な産業分野にまたがる幅広い低炭素技術の開発や普及が必要とされる。 
450ppmという厳しい目標は、大気中のCO2を除去する技術やCO2回収貯留(CCS)技術などの産業由来のCO2排出を相殺することができる技術を結集させることによってのみ効率的に達成可能であると考えられる。 
本書は、発電事業に焦点をあて、大気へのCO2排出量削減の一役を担うと考えられる様々な技術のコストを検証する。 
グローバルCCSインスティテュートは、過去2年間にわたり、様々なCCS技術に関する最新のコスト研究を追跡調査し、報告してきた。CCS以外の低炭素技術に最新の研究をあてはめ、様々な技術に係るコストを、一貫した手法とこれら技術に内在する経済的な前提条件から算出した。本書で比較対象とする技術には、CCS、風力、原子力、太陽熱、太陽光発電などが含まれる。 
主な成果を以下に示す。 
・CCSは、電力部門におけるCO2排出削減手段として、他の低炭素技術よりも高い競争力がある。 
・水力発電と陸上風力発電は、電力部門からのCO2排出削減技術の中で最も低コストである。 
・比較的低コストであるこれらの技術が(利用可能性が限られているという理由により)開発され尽くされた場合又はこれら技術が利用できない国では、CCSが非常に高い競争力を持つようになる。 
・現在のCCS技術を導入した石炭火力発電所におけるCO2の排出低減又は排出防止に係るコストは、CO2 1トン当たり23~92米ドルで、天然ガス火力発電所のコストよりも若干高い。これに対して、洋上風力発電による削減コストはCO2 1トンあたり90~176米ドル、太陽熱では139~201米ドル、太陽光発電ではさらにそれを上回る。 
・特にCCSなどのまだ十分に成熟していない最新技術については、将来的にコストが下がることに留意する必要がある。 
・国際エネルギー機関(IEA)は、CCSを利用しない場合電気事業分野におけるCO2削減コストが70%以上高くなる可能性があることを示しており、上述の知見と一致する。

Download

Back to Publications

Disclaimer

The content within the Global CCS Institute Publications, Reports and Research Library is provided for information purposes only. We make every effort and take reasonable care to keep the content of this section up-to-date and error-free. However, we make no claim as to its accuracy, currency or reliability.

Content and material featured within this section of our website includes reports and research published by third parties. The content and material may include opinions and recommendations of third parties that do not reflect those held by the Global CCS Institute.

CCSとその他低炭素技術のコストについて—2011年課題の概要 NO.2

Newsletter

Get the latest CCS updates