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CCSの採用を促進する:回収CO2の工業利用

1st March 2011

Topic(s): Carbon capture, use and storage (CCUS), CO2 utilisation

本報告書の基本目的は、CO2回収貯留(CCS)の開発及び商用規模での実施を促進するためにCO2の既存及び新たな利用法を調査し、工業分野におけるCO2の回収と再利用の可能性を検討することである。本報告書では、石油増進回収(EOR)などの成熟技術の近い将来の利用及び技術開発の初期段階にあるいくつかの有望な新技術の将来的な利用の両方について検討する。 
世界のCO2再利用に関する市場規模は、現在約8千万トン/年であり、北米のEOR需要がその大半を占める。EORの年間CO2需要量は約5千万トンで、そのうち年間4千万トン前後はCO2貯留層から自然に産するCO2が供給されており、その価格は通常約15~19米ドル/トンである。 
人為起源CO2の潜在的供給量は、潜在的需要量よりもはるかに大きい。世界で年間約5億トンの低コスト(20米ドル/トン未満)・高濃度のCO2が、天然ガス処理、肥料プラント及びその他の工業排出源の副産物として利用可能である。高コストではあるが(50~100米ドル/トン)、発電所、製鉄所及びセメント工場から現在排出されている希釈CO2流から、年間約180億トンを回収できる。 
CO2のEORへの再利用は、既存の北米のCCSプロジェクトの収益源であり、EORは北米の多くのCCSプロジェクトの計画に盛り込まれている。世界各地、特に新興国及び発展途上国では、CCS開発の経済的な触媒として、EORの可能性が検討されている。本報告書で検討する重要な課題は、EOR及びその他のCO2の再利用技術がCCSの採用とその商業展開を促進できるのかどうかの是非及びその程度である。 
再利用のための高濃度CO2の将来的な供給量及び市場価格は、政府によるCO2排出に対する規制又は罰則の適用の程度に大きく影響される。したがって、本報告書ではCO2の再利用がCCSの開発を促進する可能性について、炭素規制及び炭素価格が弱い場合並びにそれらが強い場合の双方の状況下における、CO2回収コストの高低とそれらの状況との関係について検討している。

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